Essays in Idleness

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商品コード: 9784805318546

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  1. タトル出版
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日本三大随筆の一つ『徒然草』。ドナルド・キーン訳。
思索や雑感、逸話を多岐にわたって『つれづれなるまま』と、すずりと筆で書きとどめた仏僧、吉田兼好。

本書で語られている興味深く楽しい、教訓的な物事を描く逸話や、風習、
儀礼についての記事は、彼にとって全て書き記すべき重要なものでした。

223章から成る本書は各話の文量が多くなく、中には2、3行のみの話もありますが、
短編集であるこの1冊から兼好の魅力溢れる人柄が十分に見受けられます。
彼は、人間の欲望や野望の虚しさや不可避な死という「無常」に心を奪われました。

形式ばったものを賞賛しながらも、謙虚さや素朴さに価値を置いている彼の矛盾が親しみを感じさせますが、
兼好が語る物事には、「美とは本質的にもろいものである」という日本の美学に一貫しているところがあります。
始まりも終わりも不完全で不規則、地味なものであり、完全なるものを超える魅力なのです。

そしてドナルド・キーンは本書を、「日本の審美眼の発展において中心となる作品」だと評価し、
見事な英語訳で、その極めて重要な古典を世界に伝えています。

218ページ

徒然草 (英文版)